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本の中には自由だ。

子供のころに見ていた夢や希望は、大人になるにつれて常識というものに汚されて使い物にならないくらいに朽ち果てていく。

なにの責任もなく、人は「どうせ無理だ」と人を評価してしまう。そうやって人は成長して、体を守っているウロコを一枚一枚はがすように、傷ついていく。

馬鹿にされ、汚されて、ぼろぼろになった皮膚は、次第に厚い皮膚で覆われて、強く丈夫に、立派になった気になって人から見たらとても立派な一人の大人が完成する。

そのころには夢や希望を失ってしまって、体裁ばかりを気にして生きている。恥ずかしくないように、笑われないようにと。

子供のころは、バナナになりたかったくらいバナナが好きだった少年の心は、どこに行ってしまったのか。

本気でアカレンジャーになりたかったあの子は、いつかどこかで笑われて、ウロコをはがされている。

体系が無理、頭が無理、顔が無理。

そうやってみんなが無理と決めつけるから、ぽっちゃり系の馬鹿で不細工なアカレンジャーがキモイ世の中になってしまう。

世の中は「こうあるべきだ」と勝手に理想を作り上げる。それは世の中の理想であって、子供たちの理想ではない。なりたい奴は、なれるように努力する。なれる努力を大人が手伝う。それがいいのではないか?

そうすれば、夢がある世界、夢がかなう世界が誕生する。

本の中は自由であり、バナナにもアカレンジャーにもたやすくなれる。空想の世界だから何でもありだ。

だから、どんどんと本を読んで、自分の夢を書ける人になって、現実社会でも夢をかなえられると信じて生きていくピュアなままで生きていきたい。

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